年収500万の女
春山です。
えらくストレートなタイトルですが、先日、平成30年の源泉徴収が配布されまして。おっ、どれどれと眺めたら、年収が500万円に到達してました。残業代が多分に含まれているので、かなり水物感はあるんですが、ちょっと嬉しい。転職して足掛け6年。ようやくここまで来れた感があります。
まあ去年は春~夏にかけてズタボロの心身で働いてたので、「ああ…貰えてよかった…」ていう安堵みたいな嬉しさもあります。後ろ向きな安心感…。
妙な話になるんですけど、「年収500万円の男」がどうたらこうたら、みたいな話をよくネットで見かけるじゃないですか。主に婚活的な文脈で。結婚するなら年収500万円オーバーじゃなきゃ、ていう女性の声に対して、物知り顔の方々が何らかのデータを示し、「現実的じゃない」「理想を落とせ」みたいな反論や叱責が飛ぶという…。
その議論にどうこう言う気はないんですが、「もし自分が男だったらその『市場』に入ることができたのか…」と考えてしまいました。考えたところで私は男性じゃないし、その市場で認められてモテたい、というわけでもないんで、すごい無駄なことなんですけど。仲間入りしたからって何がしたいんか、ていう。
でも、もしもその500万円が「誰かを養えるライン」として存在していて、だからこそ何らかの線引きとして機能しているのだとしたら。年収500万円の男が専業主婦を養うことができるなら、私も誰かひとり人間を養えるのだろうか?*1
教育費もろもろかかる(だろうし、できるかぎりかけてあげたい)子どもは無理だろうけど、生活スタイルがある程度かたまっていて、経済観念が近しい成人なら養えたりするんだろうか。
「私がメインで稼ぐから、あなたは心配しないでくれ」みたいなことを言えるだろうか。例えば、今の恋人に。
想像がつかん。
誰かを養うということは、めちゃくちゃ覚悟がいる。少なくとも私にはそう見える。で、そういう「養う」ことを100%男性に期待する社会ってのもどうなんだ…と改めて怖くなる。養うことを目的としない男性も、養われることを目的としない女性も、別にいたっていいじゃん…。
そういうことを考えながら通勤してたら、Spotifyから金爆の「水商売をやめてくれないか」が流れてきました。余計に「人を養う」ことについて考える羽目になる朝。
ところで「年収500万円の人の家賃の適正相場は?」みたいなサイトがわんさかでてきたのでのぞいてみたんですが。
この場合の適正家賃は10万円だそうです。
10万円。10万円!!??高!!!!
いや、東京だったら十分ありえるかもしれないけど*2。地方で10万円ってめちゃくちゃ贅沢じゃないか??えっみんな本当にそんな高い物件に住んでいるの?今の自分の部屋の家賃すら安いと思えないのに(住宅手当なかったらたぶん住んでない)。
しかし私の年齢だと、家を買って10万円近いローンを毎月払ってる人も多いわけですよね。そしたら別に高いわけでもないのか…?いや、論点がずれてる??
誰かと比べる必要はないけども、自分の立ち位置はすごく気になる。そういうせせこましさを感じざるをえない2019年の始まり…。とりあえずしばらくはSUUMOで10万円の部屋を検索して、間取り見て生活を妄想するエア引っ越しを楽しみます。
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