これからどうします?

修羅の国・福岡で生きる30代独身女。家計簿、投資、一人暮らし、遠距離恋愛。

30代独身女の住まい事情。賃貸?マンション購入?②

春山です。気がつけばハロウィンも終わり、いよいよ11月。街は一気にクリスマスムードですね。なんかもう気がついたら年明けて春になってそうで恐怖を覚えます。

さて、30代独身女が悩む家の話の続きです。①はこちら。 

住み続けて7年目に突入した今のマンションに飽き、そして人生に飽き、家移りを考え出した私こと春山。そこで問題になるのが、新しい家にどうやって住むのか、ということです。今と同じように賃貸で探して住み替えるのか。それとも、ついにマンションを買ってしまうのか。

 賃貸を探すのか、マンションを購入するのか

賃貸の良さ

「賃貸VS持ち家」は、いろんな意見が出てくる永遠のテーマですが、自分の中では賃貸がやや優勢です。

気軽に引っ越すことができる、というのがまず思いつくメリットです。生活に変化があったとき(現職を辞めて収入が激減するとか)、または家に飽きてしまったとき、そのときの自分に一番合う部屋にパパっと移動できるのは、賃貸の一番の魅力だと思います。
多額の借金をしなくてもいい、という安心感もあります。「賃貸と違って、ローンを払い終われば資産が残る」「何かあったら売ればいい」とはいうものの、そもそも本当にローンを完済できるのか、買った家が本当に売れるのかというのは、今の時点では全く読めない未来です。私の場合、そういう未来に向かってバーンと何千万円もの借金をすることへの不安のほうが、資産が残る安心感を上回っています。

「資産を残す」という点について、「ひとり身の高齢者には家を貸してくれない→おひとりさまは早めにマンション買って老後に備えよう!」という意見もよく聞きます。この辺り、私はちょっと懐疑的です。1年間の出生数が90万人を割るようなこの高齢化天国日本で、これから「老人には家を貸さないよ」なんて言ってたら、商売は成り立たないんじゃないかと思うところがあるので……。
そして、私が一生独身でめでたく天寿を全うしたとしても、「自宅で誰かに看取られながら死ぬ」なんて最期にはならないでしょう。「自宅で死亡しているところを発見され、誰が死亡届の届出人になるかで揉める」最期のほうがリアルです。そのリアルは可能な限り回避したいので、できれば自分が高齢化していくどこかの段階で何らかの介護施設に入り、そこで最期を迎えたいと思います。そう考えると、何にしろいつかは、賃貸だろうが持ち家だろうが「自分の家」を手放す時期が来るわけです。関係ないですが、ズブズブの女子校育ち人間なので、女子校みたいな老人ホームがあったらめっちゃ入りたいと切に願っています。話が逸れました。

月々の家賃、いくらまで出せる?

仮に次も賃貸に住むとしたら、新しい部屋の家賃について考える必要があります。
私が初めて一人暮らしを始めた2000年代半ばには「月収の30パーセントが目安」と言われていた適正家賃ですが、最近は違うようですね。

このサイトによると、今は「家賃は年収の20~25パーセント以内に収める」のが適切とのこと。時代は変わるんだなあ。
これで考えると、私の適正家賃はだいたい8万円~10万円程度ということになります。いや無理やろこんな高い家賃、というのが正直な感想です。そもそも年収のうち数十万は残業代という増減の激しいところに依存しているし、住宅手当(現在は約2万6千円の手当あり)がこの先もずっと支給されるとは限らないし、月々1万4千円弱の奨学金返済もあと数年は続くし……と考え出すと、この「適正家賃」から1~2万円は差し引いて見積もらないと、本当に払える家賃は出ないんじゃないか?と思うところもあります。

そして、散々賃貸がいい♡と言っておいてなんですが、8万円以上の家賃を払うなら、マンションを買った場合のローン返済額と変わらないのでは?という考えが頭をよぎります。それとも、「賃貸なら何かあったときは8万円の家賃の家を解約して4万円の家を新しく借りることができる」と考えるべきなのか……。

でも、持ち家も気になる

一方、持ち家派の主張に心惹かれるところがあるのも事実です。ただ払って消えていくだけの家賃がもったいない、という気持ちが無いわけではないし、敷金とかにビクビクせず自分の家を好きにできるのは魅力的です。あと、やっぱり分譲マンションは賃貸と比べると住宅設備が段違いに良い!と思います。特に水回りの差はすごい。仕事帰りにこんな良い風呂に入れたらいいなあああ……!と間取り図を見ながらいつも妄想してしまいます。

実は、リクルートが開催する「女性のかしこい住まい選び講座」というマンション購入セミナーにも参加したことがあります。

さらに後日、この講座にいらしたFPさんに、家計診断とマンション購入のシミュレーションもしてもらいました。
結果、私の家計であれば、3,000万円までは借りることができるとのことでした。
借りることができると言われて、「私でもマンション買えるんだー!!!」と一瞬心が沸き立ったものの、後で冷静になって「いや、『借りることができる』と『返すことができる』はイコールじゃないよな……」と思い直しました。しばらくその気になって分譲マンションの資料請求とかしてみたものの、ばんばん訪れる営業のDM・メール・電話にビビり、モデルルームすら行かずに今に至ります。ここに至っても自分のコミュ障が発揮されるというクソ事案です。

結論のようなもの

結局、自分の中の「賃貸か持ち家か」論争における決着点は、まだ見つかっていません。ひょっとしたらこの決着点は、数字ではっきり明確にわかるような損得でなく、「どちらがいかに私の生き方や価値観に沿っているか」というところにあるのかもしれません。そして、私自身が、あらゆる面において生き方や価値観がフラフラしまくっているゆえに、いまだにどうするか決められないのではないか、と思えてきました。しまった、思いのほかがっかりな結論に行きついてしまった……。

それでも引っ越し熱は継続中なので、しばらくは不動産サイトを徘徊し、SUUMOマガジンを読みふけり、インスタでおしゃれな部屋の写真を見てはのたうち回る日々が続くと思います。
なお、パートナーとの話し合いは膠着状態です。人間しんどいっす。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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