退職しました
こんばんは。春山です。
タイトルのとおり、9年と少し勤めた役場を、6月30日付で退職しました。
退職日のこと
いつもと変わらず、バタバタと仕事してきました。その合間合間で、身の回りを掃除したり、引継ぎ書類を整理したり、いろいろな人が訪れてねぎらいの言葉をかけてくれたり、退職の辞令を受け取ったり……。あっという間に時間が過ぎていったように思います。
終業後、課の皆の前に立ち、お礼とお別れのあいさつをしました。挨拶の言葉は、一応事前にざっくり考えていたんですが、思いがけず寄せ書きをもらったり、同フロアの他課の人まで集まっていることに気づいたりしまして。
完全に情緒をやられました。そして頭から吹っ飛ぶ挨拶の内容……。
卒業式でも、銀行を退職するときでも泣かなかったのに、今回ばかりは涙ぐんでしまいました。何話したのか、あんまり覚えていません。
その後、同期の皆に挨拶して、課の皆にお礼を渡し、ギリギリまで残業して帰りました。定時で帰ってビール飲む予定だったんだが、おかしいな。
帰宅して、もらったプレゼントを整理して、職場から持ち帰った要らないもをの処分して……とやってたら、いつの間にか寝てました。化粧も落とさず電気もつけっぱで。アホだ。
思いもよらない人からお別れの挨拶をもらったり、「もう職場で会えないんですねえ」と涙ぐむ人がいたりして、シンプルに驚きました。人類の9割は私のことを嫌いだろう、と思うくらいには自己肯定感が低いので。
でも今回ばかりは、そんな人たちの様子を見て、「少しは私も仕事を頑張れていたのかな、評価してくれる人もいたのかもしれないな」と、思うなどしました。申し訳なさと嬉しさとありがたさがないまぜになったような、不思議な気持ちです。人にはこんな感情もあるのだなあ。
前の職場を、手放しで「いい職場でした」とまとめることはできません。納得できないことや、「私はもうこの組織ではやっていけないな」と思うことがたくさんありました。
それでも、こうしてみると、いろいろな人に支えてもらっていたのだ、ということを強く実感します。
良くも悪くも、自分の人生の中で大きな存在となった職場でした。ありがとう、さようなら、お元気で。
……と、綺麗にまとめられたら良かったんですが。
課でもう一回飲み会をやりたい!という話が持ち上がったらしく、お誘いのLINEがポンポン来ます。うん、ありがたい話かもしれない。ありがたいけれど、あの、本音を言えば、欠席したいです。私のことは死んだと思ってくれていいんで!
そして私は無職になった
で、明けて今日。今の気持ちはかなりさっぱりしています。有休を連続取得していたときよりもスッキリしている気がする。後ろめたさがないからだろうか?
次の職場で働きだすのは7月11日からなので、今日から10日間はただの無職として生活します。
今週末は2カ月ぶりにパートナーと会う予定です。平日にビジネスホテルに泊まるプチ旅行にも行きたいなあ。本も読みたいし、次の職場に向けて勉強もしたいし、10日間はあっという間に過ぎそうです。
天神に出てきたら、今日から飾り山笠が登場していました。福岡、すっかり夏だなあ。来年の夏の私は何を考えて何をしているんだろうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!