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修羅の国・福岡で生きる30代独身女。家計簿、投資、一人暮らし、遠距離恋愛。

知能検査(WAIS-Ⅲ)を受けた話

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こんにちは、春山です。

福岡はついに桜が開花しました。来週には満開になるそうです。着々と季節が春になりつつあるんだと思うと嬉しいですね。

さて先日、仕事で悩むことがあり、メンタルクリニックに相談に行きました。経緯についてはこちら。 

koreharu.hatenablog.com

タイトルでネタバレしてますが、私が受けた検査は「WAIS-Ⅲ」、正式名称「ウェクスラー成人知能検査第3版」というものです。

 

知能検査(WAIS-Ⅲ)とは

WAIS-Ⅲの説明については、「すなおクリニック」さんのサイトの記述を引用させていただきます。検査を受ける際に私が心理士さんに言われたのも、だいたいこんな感じでした。

WAIS-IIIは、Wechsler Adult Intelligence Scale 3rd editionののことで、16歳以上の方に適応される、知能検査です。知能検査の目的は、知能指数(IQ)を測定することですが、当院でWAIS-IIIを行う意味は、知能指数を想定するよりも、測定する際の様々な検査の結果から、患者さんの得意な面、不得意な面について客観的に把握することにあります。-WAIS-III知能検査を受ける意味はなんですか? | すなおクリニック Q&A

検査の進め方などについては、説明が面倒分かりやすく説明している記事がネット上にわんさかあるので、検索してみてください。

検査結果が返ってきた

相談に行ったのが1月の下旬ごろでした。2月の半ばに検査を受け、そして先日、結果が返ってきました。先生から渡されたのは、検査の結果が書かれたA4サイズの紙3枚です。それをもとにフィードバックをしてもらいました。

知能指数の検査なのでもちろん「数値」が出されているんですが、それを見せるのは恥ずかしいので(検索すると高IQの人がボロボロいてビビる)、こういう傾向でした、という話をします。

数値が高かった項目

  • 理解:持っている知識やこれまでの経験を参考にして、ものごとを説明したり評価したりする力。しどろもどろな回答になってしまった……と自分では思っていたんですが、満点を叩き出していました。まじか。
  • 配列:「これがこうなって、そしてこうなる」と、結果を予測したり、時間的な順序を認識する力。漫画や絵本が好きな人なら得意なのでは?と勝手に思いました。

数値が低かった項目

  • 完成:視覚の刺激に素早く反応する力。全項目中、最も低い数値が出ました。「パッと見て出した答えが間違いだったとき、視点を切り替えて見直してみる」ということが苦手だそうです。
  • 積木:全体を部分に分解する力。検査中は心理士さんと「難しい問題も全部解けましたね♡」「はい!良かったです!」とニコニコしながらやり取りしてました。何なら「こういうの苦手だけど全部解けたぜ……へへっやるじゃん私……」と謎の満足感を得てたんですよね。まさか制限時間があって、しかもオーバーしていたとは思いませんでした。アホすぎる。

ただ、この低い項目も、全体を通してみると「対処できている」と捉えて差し支えないそうです。

工夫が必要なところ

  • 複数の情報を一時的に覚えておくこと
  • 頭の中で複数の情報を操作すること

この2つの点で、工夫が必要だと考えられるそうです。

例えば「耳で聞いたA・Bという情報を、それぞれ頭で覚えておく」ことをしたあと、「AとBをミックスして並べ替える」ような別の操作をする……という場面になると、難しさを感じるんだとか。

たしかに、この辺りをみる検査のときは、頭の中が完全に「は???」でした。

Aは覚えてるけど、B……?Bってどうなってたっけ……?という具合です。問題を聞き返したり、思わず指で数えたりしてしまいました。そしてその様子も、ばっちり検査結果に書かれてるんですよ。見られていたのかー。いやよく考えりゃ検査なので見られているの当たり前なんですけど、なんだろうこの妙な恥ずかしさ。

おまけ:AQ日本語版検査も受けた

個人の自閉症傾向を調べる検査も受けました。得点が思ったよりも高くてびっくりしたのですが、先生曰く、これはあまり気にしなくてもよいとのこと。

心理士さんからのコメントには「社交的な場面は緊張しやすく積極的な会話や人付き合いは楽しめないと感じることが多いようです」「相手に合わせて会話を続けることや雑談があまり得意ではないと感じているようです」とありました。だって他者と社交したくねええぇぇと思って生きているもの。

余談ですが、私はこういう「当てはまる・当てはまらない」のチェックリストがとても苦手です。どこまでいけば「当てはまる」なのかがよく分からないのと、「私は当てはまると思うけど、他人から見ると当てはまっていないかもしれない。その場合、私の主観で『当てはまる』って答えていいのか?私は嘘をつこうとしているんじゃないか?」と妙な悩み方をしてしまうので……。

今回も検査を受けながら、「これってどういうことを聞いているんですか?」「こういう場合は当てはまるとしていいんですか?」と何度も心理士さんに尋ねてしまいました。我ながら面倒だな。「一人でいるほうが楽ですか?」みたいな問題には自信満々で「はい!!!!!」て回答できるんだけどなー。

トータルでの傾向

まとめると、私の特性として考えられるのはこういうことだそう(→の後は私の勝手な所感や先生のアドバイスです)

  • 頭の中だけに情報をとどめたまま、考えたり行動したりする力が弱め
    マルチタスクが苦手なので、分解してシングルタスクに落とし込むと良いらしい。なるほどなあ……。
  • 時間に追われると軽いミスをしやすい
    →これについては「誰だってそうでは?」とも思うんですが。
  • 知識を総動員して説明しようとすると、言葉だけがばーっと出てきて話にまとまりがなくなる
    →思い当たる節がある……。言いたいことを箇条書きにしておくのが有効だとか。

最後に先生が今の仕事でパニックになることがあっても、それは特性であって、努力不足だと思わないほうがいい……みたいなことを言っていたような気がするんですが、検査結果の紙に注意が行ってて、正直、あまり聞こえていませんでした。聞き返せばよかったのか、と今これ書いてて思いました。

今後どうするのか

あくまでこれは特性を知るための検査なので、この結果をもって何らかの診断が出るわけではありません。

先生曰く、「色んな対策を試してみて、やっぱり困り事が出るようなら、服薬やカウンセリングという方針も取れます。どうしますか?」とのこと。

ちょっと考えてカウンセリングをやってみることにしました。長年引きずっている希死念慮や虚しさ、自死の真似事をすることで落ち着く感じ(最近また首つりに手を出した)など、そういうものとの向き合い方も学んでいけたらいいなと思います。

あと「金という対価を払っている」のが、カウンセリングのありがたいところですね。これがただの他者への相談だと、どうしても「私ごときのくだらん話に付き合わされて、この人は最悪な気分だろうな」という後ろ向きな感情が出てきてしまうので……。もし私がおっさんに生まれていたら「俺は金払ってんだぞ!!文句あんのかゴルァ!!!」とベロベロに酔ってキャバクラのお姉さんに愚痴るクソ野郎になっていた気がしてなりません。恐ろしい恐ろしい。

そういうわけで、「カウンセリング」という分岐に進んでみることにしました。情緒は相変わらず乱高下してますし、「そうまでして生きたいか?私は?そこまで私の人生に価値あるか?」という自分への脳内突っ込みもなかなか消えませんが、やれるだけやってみます。

転職活動も同時並行で進めていこう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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